このワインの醸造コンサルタントを務めるのは、サンテミリオン地区超高級ワイン『カノン・ラ・ガフリエール』（2005ヴィンテージパーカーポイント95～100点獲得!!）
『パヴィ・マッカン』（2005ヴィンテージパーカーポイント96～100点獲得!!)を担当したことでも超有名、ボルドー右岸天才醸造家ステファン・ドゥルノンクール氏なのです！

このワインの名前は『シャトー・リスルフォール』という、今はまだ、無名に近い新人生産者が造るメルロ100％のワインですが、現地のアッツアッツワイン情報を社長から店長から語りに語られていたので、そんなにお宝ワインなのかな？と、私、ドキドキしながらこのワインをテイスティングしたのですが、まるで完熟カシス！！！ まるで完熟イチゴ！！！
濃い、濃い、濃い香りがあふれ出します！！
熟した赤果実の香りがぐんぐんと広がっていくなかで、絡みつくスパイスの香り、黒インクやプルーンのような濃い香り、ガツンとパワフルであり、それでいてきれいな果実の香りが舞うんです。
口に含むと、軌道を逸したこの濃厚っぷりに失神寸前！
熟したイチゴをた～っぷり、丸ごと口に含んだ味わいを彷彿させます！！　
まるでブルーベリージャムのようなとろりとした濃厚エキスも感じられ、甘い風味、凝縮感のおいしさに
面くらいました！　
そして、ただ濃いだけじゃなく、ビターチョコレートやほろ甘苦いカラメルのような複雑味があり、さらにエレガンスなのがいい！　
ボリュームのある果実味を包みこむ、きれいに波打つレース状のタンニンがまろやかで心地よい！
格付ワインにもひけをとらない、このポテンシャルの高さには誰しもがおどろくこと間違いなしです。　　
いったい、まだあまり有名でないとはいえ、この生産者は何者かと調べましたところ、このワインを造るのはワインをこよなく愛するパリで著名な建築家であるだんな様、大変有名なブランド（RolexやHeineken等）を担当するコミュニケーションのエージェントを経営する奥様Francois JEANTET ＆ Sylvie DOUCE夫妻なのですが品質の優れたワインと食品に大変情熱を持つことでも超有名。
今回ご紹介のこのワイン造りに対するこだわりも、正直すごすぎます。
そりゃ、高級ワインにも肩並べるおいしさになるわけです。
このワインのこの味わいの秘密が分かりました！！！　

まず畑1ヘクタールあたりに植えているブドウの木の本数が、なんと6500本という衝撃事実です！
1ヘクタールあたりのブドウの本数が多くなるほど、ブドウの根は、“われこそが栄養を吸うんだ”と競争が高まり、より凝縮感ある、力強いブドウがみのります。
ただし密度が高いと、機械での作業ができなくなり、手作業になり、大変手間がかかりますので、通常クラスのワインでは、ここまで密度を高くしません。
密度を高くして、濃厚で複雑味にあふれるブドウを造り出すこの手法は、いわゆる高級ワインや、格付ワインでおこなわれています。
たとえば、サンテミリオン地区超高級ワイン『カノン・ラ・ガフリエール』だと1ヘクタールあたり約5800本！！！
サンテミリオン第1特別級Ａ『シャトー・オーゾンヌ』ですと、（数万円する超高級ワイン！！）1ヘクタールあたり、約6000～7000本！！！
ですので、『シャトー・リスルフォール』の1ヘクタールあたり、約6500本の株密度は、もう、超高級ワイン、格付ワインに匹敵しているといって過言ではないのです！！！
さらに天才醸造家ステファン・ドゥルノンクール氏をコンサルタントに選んでいますので、ボルドーワインでは、大変珍しい有機農法を実践。
有機農法は、ドゥルノンクール氏の得意とするところ！
リュット・レゾネという『余計な肥料は与えず、ブドウの成長を手助けするだけ』という栽培方法。
化学肥料や除草剤は一切使用せずに、有機農法で栽培しているのです！！
こだわりにこだわりぬかれたブドウなのです！！！
さらに、フランス全土が世紀のビッグヴィンテージとされる2005年のワイン！！
｢格付ワインにもひけをとらない！！｣と絶叫したくなる極上旨！